明けましておめでとうございます。

今更ですが、去年良かったライブを思い返してみました。
「良いライブ」ってなんだよって感じですが、自分が行ったライブの中でよかったなーって思ってるもの挙げてみました。

いつもみたいにうだうだ長くないので、気楽に読んでもらえればと思います。


10位 lyrical school 7/25-lyrical school tour 2015 "date spot" FINAL@Zepp DiverCity

ゼップという巨大な会場ならではのステージセット、また直近でリリースしたシングル「ワンダーグラウンド」の延長線上に落とし込んだ演出、適度な曲数と、今まで見たリリスクのワンマンの中で一番良いワンマンだった。アンコールで、この日2度目となる"ワンダーグラウンド"を披露した時、一瞬「また同じ曲?」と思ったが、一度目の"ワンダーグラウンド"にはなかった異様なグルーヴがあり、ステージも客席も完全にハイになっていた。その盛り上がりは一度目を遥かに凌駕していた。それがそのまま良いライブだった証だと思う。






9位 10-FEET 8/9-ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015-@GRASS STAGE

傷つけたり、強制したり、排他するのではない。ファンと同じ目線で、優しく、時に厳しく、そして本気の言葉で語りかけるTAKUMAの言葉と10-FEETの音楽は、腹の底から笑えて、心の底から泣ける。超満員のGRASS STAGEを、文字通り一つにできる10-FEETに、少なくともロッキンのフェスで勝てるバンドはどこにもいないんじゃないかってくらい完璧なステージだった。斜に構えていても、10-FEETのライブを見てしまったらそんなことはどうでもよくなってくる。




8位 bacho 11/3-最高新記憶 TOUR FINAL-@TSUTAYA O-WEST

とにかく泣いて、拳を突き上げて、叫んだ。それはbachoだけじゃなく、あの場にいた全ての人の音楽だった。十数年の活動のほんの数ヶ月しか知らない。それでもこの日、満員のO-WESTで歌うbachoの"結実"を目の当たりにして本当に勇気をもらったし、こういうバンドマンがいるという事実が、これからの人生の大きな支えになると思う。






7位  MONOEYES 11/24-Cold Reaction TOUR-@Zepp DiverCity

2600円のチケット代、LEDではない10年前と同じ照明。他人への思いやりは忘れるな、骨折以上の怪我はするな、でもそっから向こうはおまえらの場所だ、楽しもう。音楽を好きなバンドマンが好きな音楽を鳴らし、その音楽を好きな人だけが集まり、みんなで笑いあう。色気も飾り気もないシンプルな空間。でも、その純粋な空間を守り続けることがどれほど難しいことか、僕には想像すらつかない。そして細美武士は今もそのために闘い続けている。そんな細美の生き様を見ているかのようなライブだった。






6位 SEKAI NO OWARI 10/20-TIMM 2015-@Zepp DiverCity

Zepp DiverCityの館内を装飾し、まるでディズニーランドのホーンテッドマンションのような暗く妖しい館に作り変えてしまったSEKAI NO OWARI。ライブは全編英語詩の前半と、日本語詩のみの後編という構成だったが、前半の洋館をモチーフにしたセットから後半では和の居間のようなセットに入れ替える変える徹底ぶり。どんだけお金かけてるんだと思うが、その異常なまでの細部へのこだわりが、人を魅了して止まないファンタジーの空間に連れて行ってくれるのだろう。ゼップをこんな風に使うアーティストは未だかつて見たことがない(今後も二度と現れないだろう)。




5位 PASSPO☆ 1/1-PASSPO☆ 結成5周年 カウントUPツアー『新年だよ!5周年と少し便〜全曲忘れず踊れるかな〜』@東京ドームシティホール

全曲披露の6時間を超えるライブだったが、メドレーや後半の生バンドセクションなど、漫然としないよう工夫されていた。また何より、5周年記念&メンバー奥仲麻琴の卒業公演ということもあり、全ての曲に彼女達のストーリーが宿っているかのようで、最後は疲労感など吹き飛んでしまい号泣しながら見ていた。メジャーデビューシングルの"少女飛行"が5年経っても少しも色褪せることなく、むしろ今の方がもっと良い曲に聴こえるのは尊い。






4位 SKE48 8/1-TOKYO IDOL FESTIVAL 2015-@HEAT GARAGE

SKEを見たのは初めてだったけれど、ただただ圧倒された。ダンスもただ「揃っている」や「キレがある」というところよりもう一つ上のレベルにあるようで、グループとしての完成度が恐ろしいほど高く、演者全員がキラキラと輝く"アイドル"だった。TIFには他にも沢山のアイドルが出ていたけど、正直桁違いのステージングで、有無を言わさぬ感動があった。今は卒業してしまった松井玲奈と松井珠理奈のW松井を最後に生で見れたあの日のことは、TIFの思い出の中でもきっと何度も思い返すと思う。




3位 Mr. Children 9/6-Stadium Tour 2015 未完-@日産スタジアム

日産スタジアムという日本で一番大きい会場で「普通に」ライブをしてあそこまで感動的なライブをするアーティストは数えるほどしかいないと思う。もちろんライブではLEDを使ったセットにアニメーション、桜井和寿のMCの導入など演出も練られているが、Mr.Childrenがそこにいて音を出せば、それだけで成立するような、そんな日本の最高峰に君臨し続けてきたバンドの絶対的な存在感と凄みがあった。誰もが知ってる名曲が一体何曲あるんだ。また、この日は滝のような雨が降ってきたが、そんな中でも溌剌とした笑顔でステージを駆け回り、歌い叫ぶ桜井和寿という人はモンスターだと思った。豪雨の中、あそこまで驚異的なライブができる、Mr.Childrenの偉大さを知った。






2位 Hi-STANDARD 11/14-BRAHMAN『尽未来祭』-@幕張メッセ

その名前は何度も見たことがあるし、聞いたことがある。でも、一度も目にしたことはなかった。まさに生きる伝説。Hi-STANDARDの出番の直前、幕張メッセの9〜11ホールが異常な数の人で溢れ、そこは期待と同時に、他のアーティストやバンドのライブでは決して味わったことのない、ヒリヒリとした緊張感があった。「みんながハイスタを待ち望んでいる」。それはバンドのライブというよりも「現象」を見ているようだった。主催のBRAHMANも鬼神の如き凄まじいライブをしていたが、正直ハイスタは別次元だった。ハイスタもまた「ただライブをするだけ」で様々なところにインパクトを与える。一つの時代を作った「Hi-STANDARD」という名前の大きさとその重さの一端を知った一日だった。




1位 SEKAI NO OWARI 7/19-Twilight City-@日産スタジアム

計算され尽くした演出、照明、一切の妥協を許さない潔癖なまでのこだわりが生む世界。それは"人の手"で正しく作り出された魔法の空間だった。SEKAI NO OWARIが普通に日産スタジアムでライブをして、どれだけの人の心を動かせるかはわからない。ただ、この日出現した血の滲むような人間の努力の結晶は、訪れた7万人に間違いなく夢を見せたはずだ。SEKAI NO OWARIの音楽とそれを200%活かすプロフェッショナルの仕業が起こした人力の奇跡は、音楽は、ライブは、人は、ここまで出来るのかと、無限の可能性を感じさせる文句無しに素晴らしいライブで、価値観を完全に変えられてしまった。




 


【雑感】

あと、他に印象に残ったライブはサカナクションの武道館やBUMP OF CHICKENの横浜アリーナとかなんですが、上に挙げた人達もですけど、やっぱ売れてる人たちのライブはみんな凄い。それを強く感じた2015年でした。

楽しかったライブは他にもいくらでもあったと思いますが、「良いライブ」となると、自分にとっては価値観に影響を与えるようなライブが多くなるんだと、この10選を選んでて感じました。その場が「楽しい」だけでも十分素敵なことですが、自分の中に何かが残るライブにも、2016年は沢山出会えればなと思います。


2016年もmusicoholicをよろしくお願い致します。


(文:カヲル)