1月28日、「ドーパン」ことDOPING PANDAが解散するという衝撃的なニュースが飛び込んで来た。
ドーパンといえばデジタルな音とロックの融合を進めてきた先駆者であり、JBCホール(現TOKYO DOME CITYホール)でワンマンを行うほどの人気あるバンドだった。
ライブでも各メンバーの技量の高さ、それの魅せ方、MCでのビッグマウス、「無限大ダンスタイム」と称したキラーチューンノンストップMIXなど、高いライブパフォーマンス力で着々と地位を築いてきた。

今回の解散は「これ以上深い音楽性にいけないのであれば馴れ合うのではなく、幕を引くべきと判断した。」とのこと。
確かにDOPING PANDAというバンドは非常にストイックなバンドであった。
バンド初期はメロコア界隈で対バンを繰り返していたが、「もう今はAIRJAM世代のようにみんなで上がっていける時代じゃない」と判断し、独自の道を模索し始めた。
メジャーデビューし、1stアルバム「DANDYISM」が大ヒットとなるも、作品に満足いかないと発言し、制作スタッフを総入れ替えし、更に音楽性を追求するためにプライベートスタジオを作るなど、貪欲に音楽を作っていったのである。
そのような経緯あっての今回の解散。彼ららしい理由であり、解散にありがちな「なぜ?」という言葉は出てこない。
個人的にむしろ、この経験を糧に次にどんな音楽を生み出すか気になるところだ。彼らの次の告知を期待しよう。

最後にドーパンは4/19(木)にTOKYO DOME CITYでワンマンライブを行う。
平日の公演となるが、時間を取れる人は是非見に行こう。

http://dopingpanda.com/